Album Cover rem.

rem.

sumika

5

桜の花のひとひらが

風に舞って飛び込んできた

そんなイメージなのさ君との出会いはきっと

4月の衝撃を僕は忘れられず

下手くそすぎる慣れないアプローチで

近付いてみては

時は流れ手を繋ぐのも慣れ

花に見慣れて水もあげ忘れ

夢追う自分を盾にしては

優しい君の温もりに甘えてばかり

心地良くて

不意に漏れた

ため息気付いているのに

僕の言葉は宙を舞って

君の心届かずしおれて

儚くうつむいていった

4月の風がすり抜けて

昨日のこと思い出して

君の心は離れてゆくことはない

まだ きっと まだ

そんな目をして頷くなよ

僕のわがままなんだろ

価値観といえばそれまで

君は君で僕は僕

それだけでいいはずなのに

不意に触れた

温度で気付いているのに

温める術がわからない

ふわりふわり

君 あの日のように

風に乗ってどこか遠くへ

きっとずっともっと

触れていたいのに

近くに居たいのに

形だけの言葉だけを

並べるのはちょっとズルいね

分かってるよ

変わらなきゃね

君の髪が風でなびいて

途端に怖くてたまらない

不意に触れたことにして

君捕まえて

僕以外に飛ばないように

君の心を咲かす

為にもっと僕は

言葉と心の水をかけよう

誓って

すやりニヤけて寝息をたてている

花を眺めた