Album Cover KUNOICHI

KUNOICHI

BURNOUT SYNDROMES

4

「愛する姫が待っているので」と

電車を降りるキミの背中

本当は縋りつきたい今夜は傍にいて と...

「あんなワガママな女よりも

従順で一途な私にしない?」

もう いっそ 阿呆のフリして

そう言えたらいいのに

ああ あ

燃え盛るこの恋心 抱き

ああ あ

くノ一のごとく 闇をゆく

忍び足 煙玉 影分身

この想い 誤魔化し隠し続けるわ

いつの日か キミのこと

ただの友達として愛せる日まで

ああ

ああ あ

会話 弾むたび 泣きそうになる

15cm向こうの唇は 星より遠く

炎よ この身を焼け

焼き尽くして さっさと消えて...

ああ あ

臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前...

「愛する姫が待っているので」と

立派な武士道 掲げてみたが

本当は君を抱きしめたい

家には帰りたくない

まるで幻術にかかっているみたい

寝ても覚めても 夜伽の時も

浮かぶのは君の顔

許されぬ悪い夢

ああ あ

燃え盛るこの恋心 抱き

ああ あ

落武者のごとく 闇をゆく

燕返し 一ノ太刀 龍尾剣

この邪心 根絶やし殺し尽くせれば

疚しさも 虚しさも

感じずに君と笑い合えるのかなあ?

ああ

ああ あ

張り裂けそうなほど 胸が苦しい

勘違いさせないで 潤んだようなその目で!

振り返ると車窓から

君がまだ手を振っている

「愛してる」とキミに手を振る

仮面の下は修羅

しゅしゅしゅ

「さらば 友よ」と送るスタンプ

画面の外は修羅

しゅしゅしゅ

ああ あ