Album Cover Where Our Blue Is

Where Our Blue Is

キタニタツヤ

4

どこまでも続くような青の季節は

四つ並ぶ眼の前を遮るものは何もない

アスファルト 蝉時雨を反射してきみという沈黙が聞こえなくなる(聞こえなくなる)

この日々が色褪せる

僕と違うきみの匂いを知ってしまっても

置き忘れてきた永遠の底に

今でも青が住んでいる

今でも青は澄んでいる

どんな祈りも言葉も

近づけるのに 届かなかった

まるで 静かな恋のような

頬を伝った夏のような色のなか

きみを呪う言葉がずっと喉の奥につかえてる

「また会えるよね」って 声にならない声

昼下がり じめつく風の季節は

想い馳せる まだ何者でもなかった僕らの肖像

何もかも分かち合えたはずだった

あの日から少しずつ

きみと違う僕という呪いが肥っていく

(La-la-la-la, la-la-la-la)

(La-la-la-la, la-la-la-la)

きみの笑顔の奥の憂いを(憂いを)

見落としたこと 悔やみ尽くして(み尽くして)

(La-la-la-la, la-la-la-la)

徒花と咲いて散っていくきみに

さよなら

今でも青が住んでいる

今でも青は澄んでいる

どんな祈りも言葉も

近づけるのに 届かなかった

まるで 静かな恋のような

頬を伝った夏のような色のなか

きみを呪う言葉がずっと喉の奥につかえてる

「また会えるよね」って 声にならない声

無限に膨張する銀河の星の粒のように

指の隙間を零れた